磯崎工務店で使用している「新月の木®」。この「新月の木®」とは、冬季の下弦から、新月前までに伐った木のことをいいます。
この時期に伐った「新月の木®」には虫・カビ・腐敗・割れ・くるいの被害を予防する力があります。最大の特徴はカビが出にくいことで、カビ問題は厳密にはケミカルな処理をするしか方法がないのが通常ですが、新月伐採の木は腐朽菌が出にくく、虫にも食されにくい理由と考えます。
森林の成長サイクルにより、長く使える木材の確保を行い、そのサイクルを保つことで、美しい森の再生を保持する。これらは森林経済の活性化に繋がります。
※「新月の木®」はNPO新月の木国際協会の商標登録です

新月の木®は、「冬季の下弦から新月前まで」に伐られた木で、使用するようとによって加工されます。この新月の木は、世界中で言い伝えられた”新月伐採の方法”を研究・普及している「NPO新月の木国際協会」によって商標登録されています。
正しい伐採方法と正しい伐採木の記録を取り、正しい伐採が継続的に実現されていけるよう、正しい新月伐採の普及活動を行っています。

木材の乾燥を行うには二つの方法があります。天然乾燥とバイオ乾燥です。
<天然乾燥>
伐採後に4ヶ月以上の葉枯らしを行い、製材後も1年以上自然環境の中でじっくり乾燥させます。
<バイオ乾燥>
バイオ乾燥機を使って35度の超低温で、木材を木材で乾燥させる方法。杉などの低比重で柔らかい国産材を細胞破壊せずに改質し、チーク材比重にまで密度をあげる世界初の技術。旧浜離宮の「松の茶屋」や新歌舞伎座の檜舞台にこの製法の木材が使用されています。
効率よく木材を乾燥させるためのコストも従来の10分の1に抑え、地元材の流通や林業の活性化へと繋げています。

※新月の木®以外の木を使用する場合に関しては、100%天然乾燥の木を使用しています。